治療の本質を隠す病名
毎日色々な病気の人が訪れます。中には聞いたこともない病名の人もいますし、いかにも最もらしい病名の人もいますね。
病気の名前から原因を見つけることは不可能ですね!
病名から一旦離れたところから見ないと本質が見えなくなってしまうんだね!
病名とは厄介なもの
「進行性重症筋無力症」「膠原病」「癌」「アトピー性皮膚炎」糖尿病、高血圧etc.
病気の名前を複雑に組み合わせ、あたかもそれらしいが何なのかわからない病気の名前があります。
進行性とは重症とは、筋無力症とは?
果たして病気に名前をつける事で何が起きているのか紐解いてみます
誰しもどこか不調になるとその原因は何なのかを知りたくなります。
そんな時、病状を検索しその症状に似た病名を探し当てようと一生懸命になります。
自分の病気が何なのかわからないと大変不安になりますよね!
だから間違ってでもいいから・・と病名を探して見当をつけようとするのです。
病名がわかるとある意味「ホッ」をするのは何故でしょう?
医者も患者も病名が決まる=敵を特定することが第1段階です。
・・しかし、
そのように一生懸命に検索、もしくは医者に命名された病気の名前が万が一、
似たような病気であって実はそうでなかった
となればどうなるでしょう?
・・そうです。
初期の段階において間違った病名がつけられ、その後間違った薬や治療が繰り返される事で
病気は治るどころか見当違いの治療により悪化していく可能性があるのです。
その後の医療に関わる人は先入観によって本当の病気が隠れて見えなくなります。
なぜ病名がつけられるのか
病名は安心材料の一つでしかない
現代医学では病名に対する治療法がマニュアル化されています。
つまり、
パソコンに病名を入れるだけで治療法が表示され、どんな薬をどれだけ使えばいいか即座にわかります。
逆に言えば「病名」が決まらなければ治療の方針が立てられないのが現代医療です。
さらに言えば、血液検査の結果をパソコンに入力すれば「病名」も「治療法」もコンピューターが判断してくれます。
これを良しと見るかどうかは別にして
特に日本においては、病気治療に対する薬以外の選択肢が排除されます。
病院に行けば「アトピーはステロイド以外では直せませんよ」とか「癌治療はどの抗癌剤を使うか」
あたかも薬以外では治せないことをはっきりと言われます。
仮に、病気が薬で治せるということを前提に考えたとして、
初期に置いて「病名」を間違えていた場合は間違った薬が投与し続けられることになり、
たとえ別の病院に移ったとしても、その病名に対する治療が別の角度から行われるだけでますます深みに入ってしまいます。(この傾向は多く見受けられます)
例えば、アトピーという病名は「原因のわからない皮膚病」の意味であり、
その原因のわからない病気に対して一律にステロイド以外には治すことができないという治療です。
高血圧や低血圧も血圧が原因と捉えると血圧を上げるか下げるかの治療はされますが、
本質的な血圧を調整する能力の治療は行いません。
最近は漢方も医療に用いられていますが、
本来、体のバランスを修正するために使う漢方が、「病名」を治すための漢方治療となっています。
複雑で最もらしい病名により本質が隠される
びっくりするような病名は誰かつけたのだろう?
「病名」を受けた患者本人は当然ながらその病名の病気が自分だと思い込んでいます。
しかもその病名があることで一種の安心感を持っています。
その病名を早く治したい。お医者さんも早く治してあげて安心させてあげたい思いから
少し強い薬を出す。
一時的には楽になりますが、その副作用によりさらに強い別の薬が使われるとう具合です。
基本に戻ってみましょう
・病気になったら体は熱を出す
・心拍数を上げ体の隅々まで大量の血液を届ける
・食欲を下げ消化に費やすエネルギーを節約し、免疫力を上げることにエネルギーを集中させる
2,3日じっとしていれば大概の病気は自己治癒力で治ってしまうし、野生動物はそのように本能で病気を治します。
・・しかし、
薬は熱を下げ細胞への血流を減らし、さらに無理にでも食べるようにと免疫エネルギーを奪います。
薬は全く逆の治療です。
免疫力を考える
一般に言われる免疫力のイメージから離れる
野菜などは一欠片を培養することで新しい野菜が複製されます。動物の中にも微塵切りにした体が再生され切り取った数だけの新しい分身を作る生物がいます。
人間はさすがにそこまでいきませんが「IPS細胞」のように自分の体の一部を使って必要な組織を作ることができます。
つまり一つの細胞の中に体の全ての情報が入っている
体全体の病気の情報は一つの細胞の中にもあり、一つの細胞の健康を保つことで体全体の健康を保つことができると考えます。
免疫とは
正常な細胞が正常な体を作る
・五臓六腑も細胞から成り立つ
・臓器を作る細胞は勿論、細胞の仕事は酸素を使いエネルギーと新しい細胞を作ること
一定期間働いた細胞は徐々に性能が落ち(これを細胞の老化と言いましょう)
・老化した細胞は分解され新しい細胞に置き換えられる
細胞が入れ替わり臓器自体はこれまで通り正常な仕事をします。
この老化と若返りの繰り返しを代謝活動と言い、
異常細胞、老化した細胞を壊し常に正常な細胞に満ちた体を作り続けます。
この代謝活動を妨げないようにする仕組みが免疫力です。
それでも薬で治しますか?
代謝に必要な材料は酸素と栄養素、それを全身に運ぶのが血液、
その血液も細胞です。
ゆえに、健康な血液を作り全身に送ることが免疫力を維持する基本となるのです。
その血液を作り調整する主な臓器が肝臓と腎臓。
肝腎かなめとは健康な細胞を作る指標のようなものです。
薬は行き過ぎた病状を一時的に抑え、その間に自己治癒力を働かせるために用いるもの。
薬は病気を治すために使うものではない。病名を薬で治さない心構えは必要です。
一生をかけて病気を一つ一つ治すことを考えるより、肝腎かなめだけを見ていたほうが結果的には早い!
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