ストレスは病の引き金(心理学から見た病の解消法)
話を聞いていくと、引越や親の介護、会社の人事など何らかのストレスにさらされた後に急にアトピーが発症したり、突発的な病気になる人が多いようです。
ストレスは免疫力を下げる原因になりますが、ストレスが悪いものと考える必要はありません。
脳や神経伝達の仕組みにホルモンが関わっていることが分かってます。
ホルモンを健康的に分泌させる事で、ストレスと上手に付き合う方法を心理学的観点から説明します。
※ストレスさん取扱注意!
※ストレスと仲良くする方法をお伝えします。
この記事はこんな人に読んでもらいたいと思っています
どういう人にかというと・・・
レ 自分の意思を上手く相手につたえられない
レ 嫌な人、苦手な人がいる
レ 自分は被害者だと感じている
レ 自分は役に立てない
レ ストレスを溜め込んで発散できない
少なからずとも毎日の生活の中にストレスを感じる人、
ストレスが続くと感情が不安定になり正しい判断ができなくなります。
体調も崩れて免疫力が低下し病気の引金となります。
じゃあ、
もしその状況を変えたければ
どんなアプローチがあるのか?
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その1 : ストレスが病に繋がる脳の仕組みを知る
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思いを行動に移す時、
思いは神経を通じて筋肉に伝わり行動となるが、
伝達はシナプスを介して複雑に繋がった神経細胞を経由します。
シナプスとシナプス間で信号を受け渡しをする神経伝達物質にはホルモンが関わり、このホルモンが行動と感情に影響を与えます。
レ ホルモンが行動に影響を与える
行動を起こす時の代表的なホルモンがドーパミンとノルアドレナリン
何かを始めようとする最初のエネルギーがドーパミン
ドーパミンは行動を起こす原動力・ガソリンのようなもの、
ノルアドレナリンが分泌されると集中力を生み出します。
物事に集中しているときはドーパミンとノルアドレナリンが程よく分泌され、
「やる気スイッチ」が入ります。
物事に熱中し集中力が保たれている状態です。
ノルアドレナリンは交感神経を刺激して目の前の事に集中させるホルモンですが、
ストレス状態を作りやすいホルモンです。
狩猟時代
いつ野生動物に襲われるかわからない狩の時
程よい緊張感(ストレス)が今に集中します。
が、
目の前に突然ライオンが現れると
体は緊張し「戦うか逃げるか固まるかの状態」に変化します。
この時アドレナリンが過剰に分泌され興奮状態となり
過剰なストレスにより自己防衛のためのホルモンが分泌されます。
自己防衛ホルモンが分泌されると、
戦うか逃げるかに必要な筋肉や心臓にだけ血液を集め、
緊急を要しない脳や皮膚細胞・免疫細胞の働きを抑えます。
興奮状態・緊急状態に
思いもよらない力が出たり(火事場の馬鹿力)
痛みを忘れて平静に戻ってから傷を負っていることに気がついたりするのも
このホルモンの働きです。
現代社会においても、
適度なストレスは集中力を高め仕事の効率を上げ人間関係を良好にします。
しかし、
上司からのクレームや攻撃的な人に出くわした時の様に、
意図しないストレスにより「頭真っ白」状態が起こります。
頭真っ白状態とは
「今考えている時ではない戦うか逃げるかの準備をしなさい」
と追い詰められている過度のストレス状態
自己防衛ホルモンが分泌され、何も考えることができなく呼吸も一時的に止まります。
ストレス状態が日常的に続くと
自己防衛ホルモンが慢性的に分泌され、体内に停滞する事で
脳細胞の働きが停止(実際にバカになる)、
皮膚細胞や消化器官の働き(代謝)が低下し
さらに免疫力が低下し病の引き金となるのです。
この自己防衛ホルモンは医学用語で「コルチゾール」と呼ばれ
痛みを消したり免疫力を抑えるための薬としても使われます。
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その2 : ストレスの原因は人間関係
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有名なアドラー心理学では「すべての問題は対人関係にある」
と断言しているように、
人は集団の中の対人関係でストレスを抱えます。
人は弱い存在であるため、集団を作って生きる生物ですが、
その集団の中で他者との関係を作るためにストレスを抱えます。
つまり、
生活の中の夫婦関係・親子関係・家族・友人や会社の中での人間関係がストレスの原因となります。
対人関係でストレスを感じる2つの理由
理由1: 自分と違うものを敵と認識する脳の仕組み
脳は自分のアイデンティティを脅かす観点や相手を消し去ることで違いを処理しようとします。
自分とは異なるものに対する脳の防衛反応です。
親は赤ちゃんを自分と一体と捉えているため
たとえ大声で泣き叫ぼうが、ウンチをしようが汚いとか怒りも感じません。
成長して意思を示すようになってくると
親(私)とは違った個体、分離した個人として捉えるようになります。
しかし親は自分とは違った個体を認識しながらも過去一体であった感覚から、
自分と同じ考えで行動していると勘違いするわけです。
この誤解が社会生活にも影響し
上司だから、夫婦だから、親子だから
と自分の感覚・感じ方(アイデンティティ)をそのまま相手に投影し
思いのままに行動させようとします。
当然、分離された個人は考え方や感じ方が違う為、
例え親子であろうが夫婦であろうが
脳は異なる個体から攻撃と理解し、
「戦うか逃げるか排除するか」の心的危機(ストレス)状態を作ります。
このようにして親子関係、夫婦関係自体がストレスの場となり、病の発祥源となります。
この延長線上に社会生活が営まれているのです。
相手が自分の複製ではなく共同体の中の一員と捉える。
アドラーはこれを共同体感覚と言っています。
共同体の中での個性(私とは違うところと同じところがある)を受け入れる。
理由2: 思っている事がそのまま言葉になる訳ではない
そもそも貴方と私は違うもの
考え方も感じ方も違うという理解があれば、
例え親子でも違いを受け入れることで関係性が変わります。
「愛している」
と言っても、言葉通り愛されていると感じられる人と、
言葉でなく行動で示されないと愛を感じられない人もいます。
行動で示せという人は言葉で愛してるとは言いません。
「あなたはいい子」
と言われた子供も、言葉通りに受け止めて喜ぶ子もいれば
いい子でいなければならないと、プレッシャーを感じる子もいるはずです。
言葉で表現することが得意な子供もいれば
言葉を上手に操れず、親に思ったことを伝えられずに傷ついていく子供もいます。
「私が感じることはあなたも同じように感じている」
という誤解から始まるコミュニケーションが
同じ言葉を聞いていても、感じ方や捉え方の違いにより
人間関係のストレスを生み出す原因になっているのです。
自分の思いを上手く伝える事ができないと、
日常的にストレスを感じ続け、
何かしら原因不明な病となって発症するのです。
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その3 : ストレスを解消する技術
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すべてのストレスは人間関係から
子供のストレスには
「思っていることを上手く伝えられない」事が主なもの。
これが日常生活の中で起きている為、
ストレスによる病への引金となっています。
大人も同じように社会生活の中で思いを上手く伝えられない
ストレス社会で生きています。
思いを伝える技術
自分の思いを伝えるには
相手が伝えたい思いを正確に受け取る能力が必要になります。
私と同じように相手も理解している
と、
誤解から始まるコミュニケーションがストレスの原因となって、
相手を病にまで落とし込む。
相手を幸せにしてあげたいとの思いが、
相手にとっては
余計なお節介(ウザイ)となってしまいます。
つまり、
相手と私の表現の仕方が違うと
例え「ありがとう」と伝えたつもりでも
相手にとって「この野郎」と受け止める場合があるということ
コミュニケーションの食い違いが人間関係のストレスとなって
結果、病の引き金となってしまいます。
昔は家庭や地域でおじいちゃんやおばあちゃん、
親戚や地域の人々と年代を超えた親密なコミュニティの中で
自然にコミュニケーションが取れる訓練を受けていました。
今はコミュニティの壁が壊れ
コミュニケーションの訓練を受ける場もなく
学校教育を終えた途端に、
グローバル化された社会に入り込みます。
つまり、
会話の基礎訓練を受けない状態で社会での高度な会話の中に入り、
意思疎通を欠いたままのコミュニティーの中でストレスを抱えるのです。
私が理解されるためには、まず相手を理解する事から始める
相手の見えている世界を理解したら、相手も私を理解してくれる。
私たちは誰かの思い通りに行動させられること(コントロールさせられること)を嫌い、
逆に、相手を自分の思い通りに行動させることを望みます。
考えてみれば当然のことで、
ほとんどの人は、力ずくで相手を動かそうと、
どちらが強いかを競っています(マウンティング合戦)
お互いがお互いにストレスをかけ合い、野生動物にも似た生活を繰り広げているのです。
力関係で上下を決めるような人間関係がストレスの原因であるならば、
どちらが偉いかと言う人間関係を脱し、
相手の見ている世界を理解し、相手の願いを叶えてあげられるような関係
お互いの違いを認識し、
違っているからこそお互いに助け合える社会をが必要となります。
本来なら、多年代間での人間関係を多く経験することによって自然に身につくはずの会話術は
実践経験のないままに社会に出るため、人間関係がストレスと化してしまいます。
ましてや、競争社会において力関係を身につける技術ばかりを学ぶだけで、
相手のことより自分を優先せざるを得ない会話の習慣がついています。
相手を理解する為の会話術を身につける必要があります。
ありますが、
生まれて時間をかけて育んだ感情・感覚をおいそれと変えることも難しいものです。
しかし、
生まれ育ち手に入れた会話手段がストレスの発信源となる現実は否定できません。
私が、私の常識として手に入れた会話術は、
もしかすれば相手にストレスを与えるだけの会話術だったかもしれません。
言葉の力は相手を幸せにすることもできますし、病に陥れることすら可能です。
相手を幸せにする会話術は思っているだけでは身に付きません。
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相手を思いやりお互いの感情を満たすことが「富作りの基本」と証し
相手と私の感情を満たす会話術を身につける
理論と実践講座を紹介します。
追伸)
多くの相談を受けていると
病気の発生源が病気そのものより、
家庭環境や社会生活でのその人の在り方自体がストレスの発生源となっている場合があります。
病気に対応することはもちろん、ストレスを抱え込む生活自体の改善が必要かと思われます。
この講座を行うことで次のような副作用が発生する可能性があります
レ・ストレスがなくなり病気が治る
レ・スムーズな会話で家事・子育て・仕事が楽しくなる
レ・摩擦がなくなり職場環境が改善され売り上げが上がる
レ・自分の才能に気づき事業が立ち上がるかも
実際に相談を受ける上での焦点は
病気そのものより
その人を取り巻く環境を理解し、ストレスの原因に対処することを意識します。
「富」の定義を高いコミニュケーション力と設定したビジネス講座ですが、
ビジネスにおいても親子関係や夫婦関係に置いても
「ストレスなく相手に自分の要求に応えてもらう実践講座」となります。
ストレスから解放されることによって自然に健康体になれる
ストレスを自ら解放するコミュニケーション技術の紹介です。
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